土偶スタンド
2016/12/28
こんばんは。昨晩に続き、小林たすくです。
まったく要望はありませんでしたが、それはクリエイトのブログにコメント機能がないからだ!
と前向きにとらえ、しつこく土偶を行きます!
今回製作したのは「土偶が倒れないように支えるスタンド」というレアな什器ですが、
何ををつくるにも、まずは現調(現地調査)が大切です。
↑ 身長は100cm、ちょうどドラミちゃんと一緒です。
↑ 肩幅62cm 、女性としては、、、やや広めです。
↑ 股下、、、だいぶ短め、、、。
↑ 足は15cmの丸型。
↑ ちょっと失礼して脇の下も測定しました、、、。
現調を無事に終え、次にどうやって土偶を支え、転倒を防ぐかを考えます。
① 土偶の背後に支柱を立てて、ゴムチューブを体に巻きつける案
② 両脇の下を「 Y 」型の金物で支える案
がまず浮上しましたが、「キレイに土偶を見せたい!」とクライアント様からの要望を受け、
③ 土偶を内側から支えて、支柱を見せない案
を今回は採用することにしました。
案が決まれば、急いで製作の準備にかかります。
スケッチを描いて、木工屋さんや金物屋さんに相談、、、
部材の寸法や形状を検討します。
今回は納期が差し迫っていたので、CADの施工図を省略。
手書きのスケッチに寸法を入れて、そのまま製作してもらい、無事間に合わすことができました。
急な案件、変な相談でも真摯に応えてくれる優しい協力業者さんばかりです。
そして、完成したスタンドを設置すべく、いざ現場へ!
とても美しい後ろ姿です!(自己満足)
↑ 中はこんな感じで支えています。
足の裏から支柱を入れて、内部でボルトを回し、お腹の内側でつっぱっています。
足のサイズを測っていたかいがありました。
こんなシンプルな什器でも、現調→設計→製作→現場で設置、と色々な過程があり、
クライアント様や協力業者の方々から学ぶこと、発見することがいっぱいです。
収拾がつかなくなってきたので、最後に一言。
こんなブログを最後まで読んでくれたそこの貴方!